今回もミカニエの定期演奏会に作曲家として、演奏者として参加させていただくのを嬉しく思っています。
「荘厳のコラール、愛しみのアリア」では上皇陛下と上皇后陛下のお歌に込められた御心を仰ぎ、勇気と希望、愛と祈りの賛歌を、合唱とピアノのコンチェルトとして演奏させていただきます。阪本さん、ミカニエさん、全身全霊、渾身、不退転の心もちで音楽にど〜ん、とあたっていきましょうね!!
「エスノ・ラップ・ミサ」はプリミティヴな生命力と地中海的楽天性ある曲。ピアノはリズムセクションの一員です。リラックスして楽しんで演奏したいと思います。伊東先生、樽井さん、どうぞよろしくお願いします。
アレンジさせていただいた「ベートーヴェン名曲集」では松本さん、よろしくお願いします。やはり原曲のピアノ曲のほうがいいね〜、などと言われないよう、ミカニエさん、頑張ってください。
演奏会にご興味をお持ちのみなさま、10月25日、大阪梅田ザ・フェニックスホールで、ライブ配信でお会いしましょう。心からお待ちしております。
作曲家 千原 英喜
作曲 / 編曲 / ピアノ 千原 英喜
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学大学院修士課程修了。東京藝術大学芸術資料館作品買上。日本音楽コンクール作曲部門、新波の会・創作歌曲コンクール優秀賞、トリエステ国際コンコルソ(イタリア、トリエステ)、カール・マリア・フォン・ウェーバー作曲賞(ドイツ、ドレスデン)、グィード・ダレッツオ・コンコルソ(作曲部門/イタリア)などに入賞。作風は合唱曲・歌曲を中心に、ひとつに『志都歌』『万葉恋歌』など日本の古典文学、伝統芸能、民謡などを素材とする音楽。ふたつめに『おらしょ』『Ave maris stella―花も花なれ、人も人なれ』などのキリシタンものに代表される、日本の民俗(族)性や宗教性と西欧とのかかわり、東西の混淆をテーマにした音楽。みっつに『ありがとう』『みやこわすれ』など日本独自の歌謡性を取り入れた親しみある音楽。よっつめに『シューベルト・冬の旅』や『シンフォニー・トランスクリプション』など、合唱=Classical Musicとしての認識と標榜―以上四本柱の人呼んで“千原ワールド”を展開中。
作曲 / 編曲 / ピアノ 松本 望
北海道出身。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業。2003年東京文化会館主催合唱作品作曲コンクール最優秀賞、受賞作をはじめ自作曲集、編曲集等の出版多数。2007年第4回リヨン国際室内楽コンクール(フランス)第1位及び特別賞(ヴァイオリンとピアノのデュオ)。2008年度文化庁新進芸術家海外留学制度派遣研修員。2009年第55回マリア・カナルス国際音楽コンクール(スペイン)・ピアノトリオ部門第1位。
在学中より作曲と演奏の両分野で活動を展開し、作曲では近年、全日本合唱コンクールやNHK全国学校(合唱)音楽コンクールの課題曲の作曲者となり注目を集める。演奏ではアンサンブルを中心に活動、国内外のアーティストと共演を重ねている。2017年より、アンサンブルピアノのための入門書である『合唱エクササイズ・ピアニスト編 (カワイ出版)』をシリーズで刊行中。
現在、国立音楽大学ピアノ科、洗足学園音楽大学作曲科、各非常勤講師。
公式Youtubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCwyjh6UwC5OrmcoFMBddR7w
パーカッション 樽井 美咲
京都市立芸術大学管打楽専攻を首席で卒業。卒業に際し京都市長賞を受賞。同大学卒業演奏会、打楽器新人演奏会等に出演。第22回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選、第1回ウーヴェルチュールコンサート最優秀賞受賞。マリンバソリストとして、Osaka Shion Wind Orchestraと共演。トンヨン市主催『Tongyeong International Music Festival』、韓国済州島にて開催された日中韓の文化交流の祭典 『タムナ文化祭』に参加。関西を中心にオーケストラ、吹奏楽団に客演奏者として出演する他、室内楽やソロ演奏など幅広く活動。後進の指導、慰問演奏や学校公演など積極的に行う。これまでに西川夏代、松本真理子、伊藤朱美子、山本毅、名倉誠人、小森邦彦、堀内吉昌、竹原美歌、中村功の各氏に師事。一般社団法人アマービレフィルハーモニー管弦楽団正団員。
荘厳のコラール、愛しみのアリア
合唱とピアノのためのコンチェルティーノ
上皇陛下御製・上皇后陛下御歌
千原 英喜 作曲
指 揮:阪本 健悟
ピアノ:千原 英喜
千原 英喜×みなづきみのり
《委嘱初演》
ベートーヴェン名曲集
千原 英喜 編曲
みなづきみのり 作・訳詩
指 揮:阪本 健悟
ピアノ:松本 望
君を愛す
エリーゼのために
悲しみと、喜びと
さて、オンラインメッセージのため字数制限がないものですから、前置きが長くなりすぎました。
「ベートーヴェンにおいて芸術形式は生の内的実在のリズムと離れていない」
つまり、その形式は表面的なものであり、「ソナタ形式云々」ということで語り尽くせるものではないということでしょう。
「もしも人がベートーヴェンを心理的に把握しなかったら人は決してベートーヴェンを理解しないだろう」とも言われます。
要するに、ベートーヴェンは音楽史云々を超越し、第一義的には「苦悩を全身に抱えながら、それを全力で音楽に表現した作曲家」だと言うことなのでしょう。
不幸にして耳が聞こえなくなったベートーヴェンはこの世と決別すべく、ハイリゲンシュタットで遺書を書きました。
「勇気を出せ。たとえ肉体にいかなる欠点があろうとも、わが魂はこれに打ち勝たなければならない。神がもし、世界でもっとも不幸な人生を私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう。」
そして、ベートーヴェンは、音楽そのものでそのことを200年後の私たちに伝えている訳です。
みなづきみのり
松本 望×みなづきみのり
合唱ポップス Vol.2
松本 望 作曲
みなづきみのり 作詩
指 揮:阪本 健悟
ピアノ:松本 望
私はちっとも悪くない
あのうた、このうた《委嘱初演》
流れ星に乗って《委嘱初演》
ステージアンコール
ひとつだけ
矢野顕子 作詞・作曲 / 松本 望 編曲
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作曲家 松本 望
《委嘱初演》
みなづきみのり“若き芸術家とのダイアローグ”による
混声合唱とパーカッションとナレーターのための
エスノ・ラップ・ミサ
より
千原 英喜 作曲
みなづきみのり / ラテン語ミサ典礼文 作詩
指 揮:伊東 恵司
ピ ア ノ:千原 英喜
パーカッション:樽井 美咲
Ⅰ Introduction&Canticum
Ⅲ Blues:FastRap
Ⅴ Choral&Canticum
エスノ!ラップ!ミサ!と、パワーワードを並べると「一体どんな曲なんだろう??」という声が聞こえてきそうです。